ヘンリック・イプセンの戯曲「ペール・ギュント」にエドヴァルド・グリーグが音楽をつけ、1867年に劇音楽として舞台上演されました。

奔放な主人公ペール・ギュントが世界中を放浪して老いさらばえ、やがて故郷に帰ってきます。

森の中の小屋では、かつての恋人ソルヴェイグが今もなお彼を待ち続けながら歌っているのが、この曲です。

乾いた風が吹く冬にたった一人で恋人を待つ、忘れられない恋人を待ち続け歌う、という哀切な歌です。

演奏会用組曲はオーケストラですが、ピアノ曲用の編曲もグリーグ自身が行っています。

一度聴いてみてはいかがでしょうか。